誰でもいいって訳じゃない

赤西とSMAP、その他J事務所のつまみ食い

赤西仁と私


読書感想文みたいなタイトルでどうでしょう。ちなみに私は理系なので文章書くのはあまり好きではないです。これから上手く書けるようになりたい。


彼と出会ったのは、ちょうど世間がKAT-TUNに対して騒ぎ始める少し前だったと思う。当時高校に上がったばかりだった私は、中学時代にがっつりハマっていたV6と受験シーズンの間離れていたこともあって、ジャニヲタのリハビリ期だった。元々デビュー組にしか興味がなく、毎月D誌を買っていたけれどジュニアの子達の顔と名前が一致しなかった。あの時期はみんな髪型も茶髪のウルフでMバンクで似てたし。特に仁亀は双子期だったので、余計に「紛らわしいな!!見分けつかないよ!!!」と思ってました。あの頃の私大馬鹿者。そこが美味しいのに!!!!!


それから少し経って、ミンテレウタワラが始まった時期に私はとある掲示板にハマった。ネットという広い海の中、何処をどう彷徨ったのか分からないけれど、KAT-TUNファンが集う掲示板に辿り着いた。KAT-TUNのことは全然分からなかったけど、そこにいたファンの子たちはめちゃくちゃ面白かった。メンバーの出ている番組を見ながらスレッドで実況したり、メンバーをたっぷりの愛情で貶したり、過去の面白かったエピソードを回想して語ったり。ちょうど同い年くらいの女の子が多かったのもあって私はその雰囲気に魅せられて、「この人たちの話題についていきたい!」とKAT-TUNに興味を持つようになった。なんて不純な動機。しかし、KAT-TUN大好きな人たちが語るKAT-TUNの魅力を聞くから、沼にはまるのはめっちゃ早かった。何せファンの子たちは彼らの魅力を知り尽くしているもんだから、こっちの萌えポイントを的確に突いてくる。元々ジャニヲタだった私はあっさり陥落した。これで沼回避できる奴なんていないだろう。


その中でも何故赤西だったのか。まずは顔がタイプだったっていうのが一番だろう。小中学生の時はV6岡田くんファンだったので、お察しの通り顔立ちがはっきりした美形が好きだ。赤西はよーく見ると美形です。加えて掲示板で語られる赤西は、ちょっとおバカで可愛くて優しくて不器用で格好良かった。テレビで見てると無口でニコリともしなくて「なんか愛想悪いな」と思うこともあったけど、「また緊張してるよー仁可愛い!」「仁可愛いよ、頑張れ!」など盲目赤西担(当時だいたい盲目だった)の「仁可愛い!」をサブリミナル並みに聞いていたおかげで「そういう性格なのか、やだ、可愛い!」と私もめでたく盲目赤西担になってしまったのである。ヲタクの洗脳恐ろしや。


もちろん、努力家でしっかりしたがりな格好つけ末っ子亀梨や、いつもニコニコ黙ってればイケメンな残念田口、一番ヤンキーっぽいのに一番優しくて熱い男の聖、ちょっとキャラ迷走中で唇コンプレックスだった上田、えーっとこの人もこのグループで合ってる?本当に?て不安になる中丸もみんなキャラ濃すぎるよ!なんだよ、まとめて好きだよ!!ってなった。ジャニーズには珍しいギラギラ、チャラチャラした雰囲気も彼らに似合っていたし、格好良かった。


ということでKAT-TUNファンを通してKAT-TUNを知りその沼にハマった私は、その後KAT-TUNがデビューすればお祭り騒ぎに乗っかって浮かれ、突然留学すれば帰って来るのを信じて待ち、半年後に帰ってくれば良かったと心底ホッとして、隔週で某週刊誌に撮られればまたかよ今度はどんな服?とファッションチェックし、仁亀不仲説が出ればまたかよお前ら一回コンサート来いよ超仲良いぞと思い、いよいよ赤西が脱退すればまじかーでも一人でやりたいことがあるんだよね応援するよと初回CDを買い揃え、結婚と謹慎を発表されれば結婚おめでとう!産休&育休だと思ってパパ業頑張ってねと見守り、事務所を抜けインディーズレーベルを立ち上げれば何処までもついていくよ!とその日のうちにFCに金を振り込んだ。どれもこれも掲示板やTwitterで繋がったあかにしゃーのみんなと共有し、愚痴り合い、励まし合ってきた。まさか10年間でこんなにいろいろあるなんて、激動すぎるだろう。赤西本人にいろいろあったわけだけど、その度に私たちファンにもいろいろあって、考えて悩んで苦しんで「それでもやっぱり好き!」の気持ちが勝ったから今私は赤西が好きだ。そして多分これから先もずっと赤西が好きだと思う。


だから取り敢えず、夏あたりにまたCD出そうか。


ってこれ書いてたら電車乗り過ごした!

誰でもいいってわけじゃない

誰でもいいってわけじゃない。私なりのDDジャニヲタなんだよ!っていうことを主張したいだけの話。



まず始めに私はあかにしゃーだ。さっそくジャニーズじゃないね!というツッコミは覚悟の上だ。これはどのくらいの人が知っているのか分からないけど、赤西ファンのことを"あかにしゃー"と言う。コンサートMCで中丸ファンのことを"なかまらー"、赤西ファンのことを"あかにしゃー"と、90年代に流行った"アムラー"(安室奈美恵さんの髪型や服装を真似ていたギャルたちのこと)風にふざけて呼んだことがきっかけで、この名称が定着してしまった。ちなみに"なかまらー"の方はあまり定着していない。残念。その後、グループを抜け事務所からも抜けて独立し、個人事務所を立ち上げて出来たFCの名称は"JIP'S"。これはJin's Important Peopleの略で、発音は「じっぷす」。たまに赤西ファンの意味で「JIP'Sです」と言っている人も見かけるけど、あかにしゃーと言う人と比べたらどっちの方が多いんだろうか。個人的には前から使っていた"あかにしゃー"の方が馴染みがあってつい言ってしまう。あと、JIP'Sです★って咄嗟に言えるほど私お洒落人間じゃないしなっていうのもある。


あれ、なんか脱線してる。私は赤西が一番好きって話だよ。そう、一番好きだ。これは何があっても揺るがない。あかにしゃーになったのはデビューちょい前、2004年ごろだったと思うから、軽く10年は赤西を好きだ。赤西仁って言われると、「六本木のクラブで毎晩呑んでて女癖が悪くてなんか態度悪そうなデキ婚したチャラ男」ってイメージだと思う。マスコミが作り上げた赤西像って大体これで合ってるよね?でも実際に赤西をよーく観察してみると、自分に素直で、持って生まれた才能と素質を生かすために努力を惜しまないちょっとおバカな天使だってことが分かる。天使とか言って30才過ぎてるんだけどね、でも天使なんだよね。なんと言ってもあの歌声と歌唱力はすごい。生で聴いても「CD音源かな?」と思うくらいのクオリティ。口パクかと思えばおもむろに歌詞間違えたりするから「あっ、生歌じゃん」ってびっくりする。ステージに立っているだけで華やかなオーラがあるし、人を惹きつける何かが確かにある。ライブの演出もこだわっているだけあって自分の見せ方をよく分かっているし、会場を一体化させるのが上手い。そして何より、本人が音楽を目一杯楽しんでいるのが魅力的だ。溢れる光と音の洪水を浴びながら、のびのびと踊り、全身で音楽を表現している姿を見せられたら、もう好きになるしかないし応援するしかない。生き生きと歌って踊ってる姿を見せつけられた後のMCでは、一転して、たどたどしいトークタイムになるからもうギャップ萌えがすごい。ずるい。さっきまであんなに流暢に英語歌詞の曲で自己主張してたじゃん!ってつっこみたくなるくらい、フリートークは苦手だ。人見知りというか人前で話すのが苦手というか、とにかく場がもたない。日本語を噛む。プライベートではむしろ喋りすぎてうるさいらしいのだが、公の場となると一気に無口になる。それが世間では「無愛想」とか言われちゃう原因なんだけどね。こんな風に、作り上げられたイメージ像と実際の本人とのギャップが大きくて、知れば知るほど見た目に反して内面が可愛すぎて萌えてしまうのが赤西の魅力であり、私が彼を好きな理由だ。



さて、赤西を除いたら私の好きは誰に向けられているのか、と考えてみたら結構あやふやだった。赤西が謹慎食らって活動がなかった時に、ガッツリはまっていたのは嵐の二宮だ。この頃は二宮本気愛でマジで付き合いたかったし結婚したかった。演技はピカイチ、楽器も独学で弾けちゃって作曲も出来る。なんでもそつなくこなす実は正統派アイドル。いつまでたっても少年みたいな顔立ちなのに、口を開けば棘だらけの言葉たちが刺さる刺さる。皮肉屋で意地悪で掴みどころがなさすぎる。性格ひねくれすぎだろって思うけど、でもそんなの全部彼の計算尽くで、おもしろおかしくするための策にまんまと引っかかってしまったこっちの負け。気付いたら彼の手のひらの上でコロコロ転がされてる。その辺のキャバ嬢よりもよっぽど人を手玉に取るのが上手いと思う。私が中年のオジサンだったらバッグ10個くらい買ってると思う。


そんな二宮担を二年ほど続けた後になんとなく気になり始めて、その後すんなり落ちたのは関ジャニ∞の丸山だ。「赤西と二宮にも共通点ないのに、丸山?!」と自他共にびっくりしたけど、丸山だ。それこそ「パーン!」とか「シャケ!サメ!セミ!」とか言っててちょっとよく意味わかんない…みたいなイメージだったんだけど、「とにかく女性を褒めるのが家訓らしいよ」という友人からの情報と、最近のビジュアルが私の好みだったっていうことで落ちちゃいました。調べてみたら、本当に現場にいる女性スタッフに「髪切りました?ネイル可愛いですね~」などと頻繁に声を掛けているし、ラジオの電話相談ではファンの女の子に「君は絶対笑顔が可愛いから大丈夫だよ」とか言っちゃってるからやばい。なにその優しさ。二宮にはなかったそのデレデレの優しさにやられてしまったのだ。前の二宮に散々手玉に取られて弄ばれ(語弊がある)た後だったから、余計に優しさが身に染みた。「やっぱり女の子は愛するより愛された方が幸せになれるよね!」とか訳わかんないこと言いながら、貪るように丸の優しさにどっぷり浸かって暫くすると、彼の優しさが自分だけに向けられた物ではないことに気付き始めた。まあ当たり前なんだけど。番協に来ていた女の子と「最近合コンとか行ってんのー?いや、清楚な感じに見えるけど。」とか普通に会話してるレポを読んじゃった日にはもう嫉妬がすごい。つらい。かと言って私だったら話し掛けられた時点でどもっちゃってなんも返せなくなるけど!でもそんな会話してるのずるい!とかよく分からない感情でジタバタしちゃうので、最近は丸山を好きでいるのもつらいな…と思い始めてきたところです。痛いとか言わないで、自覚はしてるから。


あと過去を遡ってみると、一番最初に好きになったのはV6の岡田くんだ。私が小学生の頃、「学校へ行こう!」が大流行りしていて、夏休み企画で「学校へ行こう!」とコラボしたV6のコンサートに行ったのがきっかけで、岡田くん担になった。透き通るように白い肌、スッと通った鼻筋、ぱっちりした二重の目に薄い唇。完璧に左右対称で美術品のように美しいと思った。外見だけでもパーフェクトなのに、その生い立ちや人間性もパーフェクトだった。14才でジャニーズ入りし、訳も分からず上京したら三ヶ月でデビューしてしまったというシンデレラストーリー。当時12才だった私は、もし自分だったら…と考えると、親元を離れることも都会へ出て右も左も分からない芸能界で仕事をすることもとても出来そうになく、ただ彼を尊敬するしかなかった。かと思えば幼少期は引っ込み思案で、授業で先生に当てられると緊張して吐いちゃうくらいだったこと。子供の頃はぽっちゃりしていたこと。ラグビー部に入ったらみるみる痩せていったこと。高校では難しい本ばっかり読んでいて、そこに出てきた名言や格言を大切にしていること。調べれば調べるほど、彼の人間性を好きになっていった。努力と美学に基づいて生きている姿が堪らなく格好良かった。やっぱり最初に好きになった人って特別だと思うけど、私にとっても岡田くんは特別。いつ見てもやっぱり格好良い。安心の初恋相手。それが岡田くん。


それとはまた別枠で、ずっと特別でい続ける存在がSMAPだ。何時の間にか好きだった。母がSMAPファンだからその影響もあると思うけど、森くんが引退する時にはもうすでにSMAPが好きだった。車の中では常にSMAPのアルバムがかかっていたし、生活の一部がSMAPだった。あ、逆?SMAPが生活の一部だった。特に誰が好き、ってわけではないけど、中居さんの考え方には圧倒される。なんだあの人、頭良すぎるだろ、どう計算したらそんな素敵人間になれるの、と思う。ちなみに母が中居担なので、よく中居くんすごいでしょステマをされる。その影響も多いにあると思う。あとは慎吾ちゃんに抱かれたいなと思ってる。だいぶ年上だけど、慎吾ちゃんと呼ぶ。そしてあのセクシーダイナマイトバディに抱かれたい。生で見ると本当に抱かれたい身体してる、慎吾ちゃん。




そんな感じでざっくり語ってみた、私の好きな人たち。他にもKAT-TUNだったら田口が好きだし、山Pはみんなの王子様だと思ってるし、最近はマリウスの可愛さに胸焼けしそうなくらいキュンキュンしてるけど、その辺はまあ「ほんのり枠」として置いておこう。事務所担とか言いつつ興味のない人には見向きもしない、次に誰を好きになるのか自分でも予測不能なこの感じが結構好きだったりもする。特定の担当だけでなく、心の赴くままフラフラとつまみ食いをするのがこんなに楽しいなんて。誰でもいいってわけじゃないDDジャニヲタばんざーい!