誰でもいいって訳じゃない

赤西とSMAP、その他J事務所のつまみ食い

私の母がスマヲタを量産している話

実家に帰ってきて何が一番快適かって、ジャニヲタ生活が捗ること。ちょっと漁ればすぐ昔の雑誌とか録画してた番組が出てくる。すごい。まあほぼSMAP関連のものですけどね。母のせいで。ってことで、今回は私の母を紹介します。
 
 
私の母はスマヲタです。あ、年齢出すのはなんとなくアレなんで、私の30上だということだけお伝えしておきます。わりと仲はいいです。二人で服買いに行ったり、映画観たりとかもします。ちなみに私は長女ですが、母は次女です。ジャニヲタに長女が多い説はちょっと信憑性あるなと思ってるけど、母は例外かな。
 
 
さて、母のスペックを軽く紹介。
女子校、女子大卒で青春時代にバブルだった世代。学生の頃からテニスが趣味。いつの間にかSMAPにハマっていて、たぶん中居担。テレビ、雑誌はまめにチェックするけど、ライブに複数回参戦することはなく、抽選が外れたら行かない年もある。都心に住んでないので、番協とかも行かない。
こんな感じです。「たぶん中居担」って言うのは、本人に聞いたことがないから。もう語り尽くされ切ってるけど、担当の定義は人それぞれなんで、母本人がどう思ってるのかは分かりません。でもSMAPの中で中居さんが一番好きなのは間違いない。
 
 
そんな母、何がすごいって周りの人間をことごとくスマヲタにしているところ。まぁその第一号が私なんですけどね。上にも書いたように、気が付いたら母はSMAPにハマっていた。昨日母の部屋の整理を手伝っていたら、一番古くて2002年のDrink!Smap!ツアーのチケットが出てきたので、この頃にはもうFCにも入っていたんだろう。この辺は私の記憶も曖昧だけど、覚えている限りのことを書いてみます。
SMAPが売れ始めた時に私は小学校低学年で、「SMAP全員の顔と名前わかるー?」ってクラスメイトに聞かれたことは何故か今でも覚えている。ちなみにその時、全員の名字は言えたけど、顔と名前は一致しなかった。今では想像つかないかもしれないけど、そのくらいの時代。ある日の夕飯を食べ終わった夜8時過ぎ、私はMステを見させられていた。「ほら、SMAPが出てるよ!」と母に言われ、何故か私はSMAPに興味がある子という認識をされていたのだ。何がどうしてそうなったのかは分からない。けど私はテレビの前に座って、ブラウン管の中で踊るSMAP6人を見ていた。何の曲かは全然覚えていないけど、確か白い衣装を着ていた気がする。私「お母さんは誰が好き?」母「えー、森くん!一番歌上手いし、ダンスも上手じゃん。」私「森くんってどれ?」という会話をした。たぶんそれが私の中での一番古いSMAPの記憶だと思う。もしかしたら、母はもうこの時既にSMAPが好きでハマっていたのかもしれない。森くんの名前と顔一致してたし。しかしその後すぐに森くんが脱退し、キムタクフィーバーが起きた。その頃には母はスマスマを見ていたし、気付いたら家に"ス"のVHSがあった。車の中で流れるのはSMAPのアルバムばかり。そんな英才教育を受けて、私は気付けばジャニヲタになっていた。何回「気付けば」って言うんだよ。でもそのくらいなんとなーく洗脳されていたのだ。ちなみにその私は後にV6にハマり、弟を教育してジャニヲタにします。血は争えん…。
 
 
さてさて、無事に私をジャニヲタにすることを成功させた母だけど、私をSMAPのライブには連れて行ってくれませんでした。あんたはV6とかKAT-TUNでしょ!と思ってたのかもしれないし、あんたの分までチケット代払えないわよ!もったいない!と思ってたのかもしれない。たぶん後者。じゃあ誰と参戦していたのかと言うと、テニス仲間の主婦の方を誘っていた。母の友達としてよく聞く名前は四人ほどだけど、そのうち少なくとも三人はジャニヲタ化している。75%の確率で洗脳済みかよ…こえーな、母。何せ子供はもう高校生~社会人で手がかからなくなったし、自由に使えるお金と時間がたっぷりある世代。「SMAPのチケットあるんだけど、行かない?」と誘えばまあ興味がなくても一回くらいは、と付き合ってくれるでしょう。そして行ってしまえばもう簡単。知っている曲はたくさん歌ってくれるし、アルバム曲で分からなくたって見てるだけで十分楽しい!キラキラ、ドキドキ、ワクワク!かっこいい!可愛い!面白い!三拍子揃ったあの三時間を体験してしまったら、もう好きになるしかない。そうして、母の友人AさんはSMAPのCDやDVDが出れば当然の如く買うようになり、友人BさんはSMAPを入り口にジャニーズ全般に興味を持ち母娘でハマり、友人CさんはSMAPライブのために遠征までするようになりましたとさ☆ちゃんちゃん!
 
 
はあー、コワイ。洗脳するのに一番の特効薬であり難関の「ライブに連れて行く」をサラッとやってのける母。たぶんスマヲタにしようとは企んでいないはずだけど。そして、ライブに一回行って終わりになるのではなく、その後の資金と時間的な余裕を持ち合わせている母世代っていうのが上手く噛み合ってこういう結果になってるんだろうなぁ…。ものの見事にスマヲタを自分の周りに増やした母は、行けない公演のグッズの代行を頼んだりDVDの貸し借りをしたりと、とても充実したヲタライフを送っています。何よりです。
 
 
ということで私の母自慢でした。ところで、もしこのブログを母に見られてたらどうしよう…!こえーよー!